尿と便で症状が出る猫の病気


猫の排尿、排便は猫の健康状態を知る上で、たくさんの情報を具体的に教えてくれます。

猫が排尿するときは、砂を掘って、掘った穴に尿が入るようにしゃがんだ姿勢でおこないます。

排尿を終えると、排尿したあたりをクンクンと匂いを嗅いでから、排尿に砂をかぶせます。

猫が排便する時は尿の時とは少し違い、砂の堀方は尿の時よりも念入りに堀、排便が終わった後はその匂いを嗅いで、小さな山ができるほど砂をかけます。

猫の排尿、排便は猫の健康状態を知る上で、とてもたくさんの情報を具体的に教えてくれます。

ですから、トイレの環境は猫に快適であり、飼い主の目の届く場所に置いて日々確認することが必要となります。

猫砂は自分の排泄物の匂いを隠したいと思う、猫の本能を満足させるもの使用しましょう。

よく固まる砂は、尿が砂に触れた瞬間に固まっていきますので、砂をかける前足に尿が付いてしまうことを避けることができます。

トイレの掃除は最低でも1日1回は行ってください。

通常は朝と晩、2回の掃除が理想的です。



『排尿・排便を見るポイント』

・排尿したあと砂の固まりの大きさの把握
・砂の固まりが1日にいくつあるか数えて把握する
・便の硬さを把握
・1日に何回、便が出ているかの確認
・トイレに入る様子
・トイレから出てきた猫の様子
・トイレに入ってる時の猫の姿勢
・猫が健康なときの排尿、排便の仕方
・トイレ以外の場所で排尿をしている
・トイレ以外の場所で排便をしている
・排尿するのに力が入っている
・排尿中に鳴き声をあげる
・排尿中に吐き気がある
・排尿後にペニスをよく舐めている
・いつもは排便の後、砂をかけるのに、砂をかけずに出てきてしまった
・トイレに出たり入ったりしている
・トイレに入って力んでいるのに何も出ていない
・尿の流れの速さ
・尿の色
・尿の臭い

これらの症状を確認して、引き起こす原因を考えていきましょう。



膀胱炎

膀胱炎はオスメスに関係なく、膀胱の炎症により頻尿が見られます。

トイレに小さな砂の固まりがたくさんあることが確認できます。

トイレに入ったり出たり、残尿感を感じ、 尿が溜まっていないのにも関わらず尿を出そうとするとき、血尿が見られることがあります。

食欲がある猫と全くない猫がいます。

痛みのため鳴き声を上げる猫、または嘔吐する猫もいます。

『原因』
アレルギーの可能性があり、猫の膀胱炎は細菌性で発症することはなく、人間の膀胱炎のように細菌感染は一般的ではありません。

膀胱炎の再発を繰り返すようであれば、尿検査や細菌培養をすることも必要になります。



尿結晶症

正常な尿のphは弱酸性で6~6.4です。

phの変化は結晶を作る要因となります。

また、水をあまり飲まない猫は、結晶ができやすくなります。

結晶性物質であるリン酸アンモニウムマグネシウム結晶、シュウ酸カルシウム結晶などが膀胱内にできます。

尿の結晶の種類は尿検査することで、どの種類の結晶か確認することができます。

結晶の成分によって治療方法は異なります。

特に病気になりやすいオス猫の場合は、尿検査は必要になります。

早期治療のためにも、猫の排尿をコップや袋などで摂取して動物病院へ持参しましょう。

phの比重やタンパクなど、尿検査でわかる病気の発見につながります。

また、細菌感染を知ることも重要です。

尿の細菌培養して調べると、病状を確認することが可能になります。

結晶ができる猫の傾向として、肥満で運動不足があげられます。

猫の適切な体重管理を心がけるようにしてください。



尿道炎

尿道に炎症が起こると排尿困難を引き起こします。

排尿時に痛みがあり、猫は少量ずつ尿を繰り返し出します。

トイレ以外の場所で排尿することもあります。

『治療』
細菌培養で病原性細菌を確認し、その細菌に効果の期待できる抗生物質を投与していきます。



尿道損傷

尿道カテーテルによる尿道損傷は、尿道閉鎖のためのカテーテル設置や、尿道カテーテルによる採尿により、尿道が損傷して排尿困難となります。



淀平砂

膀胱に尿が充満しているにもかかわらず、尿を排泄する尿道のどこかに栓ができてしまい、尿が出ない状態が尿道閉鎖です。

『症状』
猫はトイレで排尿姿勢をとるのですか尿が出ないので、尿が点滴のように漏れ落ちることがあります。

腹部を触るとカチカチになった膀胱が硬く膨れています。

猫は具合が悪く不機嫌です。

食欲はなくなり嘔吐が起こることがあります。

『治療』
緊急に尿道解除する必要があります。



便秘

便が硬く、大きいとトイレで踏ん張っても出てこないことがあります。

キャットフードの中には便が粘土のようにしてしまう物があります。

非常に出にくい便を出すために、猫はトイレの中で姿勢を何度も変えて力みます。

老齢猫も便秘においては、便意があっても1回力んで疲れてしまい、その後に出る便があるにもかかわらず、トイレから出てきてしまうこともがあります。

便秘の便は小さくてコロコロしていて硬いです。

真珠のアクセサリーのように、便がくっついて、長さのある便をすることがあります。

便秘はとても苦しいですので、早めに気づいて獣医に見せてください。

『治療』
便秘になりにくいキャットフードを与えて改善します。

浣腸での治療をします。



下痢

トイレで排便をして、そのまま砂をかけずに、走って逃げるような行動があります。

不快感、お腹の痛みがあります。

『治療』
下痢の原因療法。



骨盤骨折

骨盤が骨折して狭くなっているため、便意があるのに便が出にくく、しばらくすると猫は諦めてしまうことがあります。

『治療』
骨盤の整形外科行うことで治療できます。

内科的治療で便を柔らかくします。



以上が尿と便で症状が出る猫の病気です。



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