高齢猫のための住環境の整え方



高齢猫のための住環境の整え方

生きている物は誰しも歳を取っていきます。

なるべく健康で長生きしてもらうためにも、今飼っている猫が何歳なのか、平均寿命はどれくらいなのか頭の片隅に入れておきましょう。

室内猫の寿命は15歳(人間では76歳相当)、半分野外飼いの猫の寿命は12歳(人間では64歳相当)とされています。

ちなみに人に飼われていない野良猫は交通事故や感染症の危険にさらされやすく、狩りがうまくいかない場合は栄養バランスも悪くなるため、ぐっと寿命が短くなってしまいます。5歳から10歳までが野良猫の平均寿命です。

猫の年齢は人の年齢とは数え方が違うのは有名ですが、その計算方式はさまざまありますが、ここでは猫の年齢早見表をご紹介します。

生後1年までを人間の18歳と考え、以後毎年4歳ずつ年を重ねていく計算です。



猫の年齢早見表(カッコ内は人間の年齢)


『子猫期』
最も元気がある時期です。

0~1ヶ月(0~1歳)
2~3ヶ月(2~4歳)
4ヶ月(5~8歳)
6ヶ月(10歳)


『青年期』
メスは5ヶ月~12ヶ月・オスは8ヶ月~12ヶ月で性成熟します。

7ヶ月(12歳)
12ヶ月(15歳)
18ヶ月(21歳)
2歳(24歳)


『成猫期』
気力・体力が一番ある時期です。

1歳(28歳)
2歳(32歳)
3歳(36歳)
4歳(40歳)


『壮年期』
徐々に体力に衰えが見え始めます。

7歳(44歳)
8歳(48歳)
9歳(52歳)
10歳(56歳)


『中年期』
シニア期。
特に13歳ごろから目・ひざ・爪などに老化が現れます。

11歳(60歳)
12歳(64歳)★半分野外飼いの猫の平均寿命
13歳(68歳)
14歳(72歳)


『老猫期』
体調を崩しやすくなる時期です。

15歳(76歳)★室内猫の平均寿命
16歳(80歳)
17歳(84歳)
18歳(88歳)
19歳(92歳)
20歳(96歳)
21歳(100歳)
22歳(104歳)
23歳(108歳)
24歳(112歳)
25歳(116歳)

中年期・老猫期の猫は筋力が衰えているため、室内でもケガなどのトラブルを起こしやすくなっています。

猫の健康を守るためにも、住環境を整えましょう。



平行運動ができるスペースの確保

猫は基本的に上下運動が必要ですが、シニア猫や老猫は、ジャンプ力が衰えています。

キャットタワーに登ったり下りたりする際にケガをしてしまうかもしれません。

問題なさそうであれば構いませんが、もし危なっかしくなりはじめたら、上下運動ではなく、平行運動にシフトします。

床の上で運動できるようにスペースを確保してあげましょう。

同じように、階段の上り下りもケガの要因です。

それまでは1階と2階を自由に行き来していたとしても、筋力の衰えが見え始めたら、階段の前にフェンスを置いて登れないようにします。



安心してリラックスできるスペースの確保

猫はいつも昼寝ばかりしているイメージですが、歳を取るほどにますます睡眠時間は長くなります。

死が近い猫は1日に20時間は眠ります。

自由に体温調節がしやすくなるよう、涼しい場所や、日当たりの良い場所など複数箇所に寝床を確保してあげましょう。

ベッドは真新しい物ではなく、使い慣れた物や飼い主のにおいがついている毛布などを利用します。

猫は特に狭くて暗い場所を好みます。

キャリーケースなどを利用して小さな隠れ家を作ると、猫は安心して余生を過ごすことができます。

寝床の近くにトイレを移動させれば、老猫でも粗相の心配が減ります。



適度に外界からの刺激を与える

1日中室内で過ごす場合、外の景色を見せてあげることも大切になってきます。

窓から外の景色が見えるように配慮してあげましょう。

ある程度の刺激を与えた方が健康的な生活が送れるため、窓を開けて風に当ててあげ、外の空気の匂いを嗅がせるのも猫にとっていい刺激となります。

脱走の恐れもあるため網戸を使いましょう。

外に出たがるそぶりを見せた場合は、飼い主の監視下の元、外で遊ばせます。



猫にとってのストレス要因を減らす

年齢にかかわらず、猫は環境の変化に弱い動物です。

猫がシニア期以降にさしかかったら、引っ越しや模様替えなどを避けるなどの配慮が特に必要となってきます。

とはいえ老化による筋力低下が見られる場合、室内をバリアフリーに変えることは有効です。

できたら猫がシニア期に入るまでの間に、環境に慣らすためにも少しずつバリアフリーに移行しましょう。

ただし、それまでの猫にとってのお気に入りの場所は維持します。

また来客もストレスの要因となります。

来客がある場合は、猫の視界に客が入らないように別の部屋に入れます。

それと同じように他の猫を新たに飼うこともリラックスを妨げるので避けましょう。

どうしても新しい猫との同居が避けられない場合は、猫同士が顔を合わせずにすむように工夫し、トイレや寝床は必ず別々にします。




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