猫の運動不足を解消



猫の運動不足解消プログラム

飼っている猫が完全な室内飼いの場合、運動不足になっているのではないかと心配する飼い主さんもいることでしょう。

おっとりした性格の猫の場合は、特に心配になるかもしれません。

多頭飼いしている飼い主さんは気づいていると思いますが、品種によって猫の性格は異なる傾向にあります。

もちろん個体差はありますが、たいていの場合は、毛が短い猫は活発で、毛が長い猫はおっとりしています。

高齢の猫より子猫の方が活発ですし、メスよりオスのほうが元気がいい場合が多いです。

顔の形で活動量を見分ける方法があります。

それには顔の形を見ることです。



丸顔の猫

あごの辺りがほっそりとしていなくて鼻が低い丸顔の猫は、全般的に大人しく運動量も少ないです。

あまり活発でなくても心配する必要はありません。

したがって突発的な動きも少ないので脱走の心配もあまりありません。

アパート暮らしなどであまり物音が立てられない環境に適しています。

具体的にはチンチラ、ペルシャ、エキゾチックショートヘアなどがこのタイプに当てはまります。



逆三角形顔の猫

顔まわりがすっきりしているタイプの猫は性格が野性的で、スリムな体つきをしています。

活発なので家中を走り回ることが多いです。

運動不足にはなりにくいですが、ケガをしないように住環境に配慮が求められます。

そして臆病な面もあるため、脱走には気をつける必要があります。

具体的には、シャム、アビシニアン、オシキャットなどがこのタイプに当てはまります。



四角い顔の猫

丸顔と逆三角形顔の中間に位置するようなタイプです。

体つきは大きくてどっしりとしています。

見た目の印象通り、ものおじすることなく堂々としています。

運動量も丸顔タイプと逆三角形タイプの中間です。

具体的には、昨今人気を博しているアメリカンショートヘアや、ブリティッシュショートヘア、フランス生まれのシャルトリューなどがこのタイプに当てはまります。



運動不足が心配なケース

上記のように一匹一匹に適切な運動量があるので、あまり神経質になる必要はありませんが、以下の項目に3つ以上当てはまる場合は、運動不足対策が必要となってきます。

●あまり走り回らない
●おもちゃに興味を示さない
●鳥や虫、ネズミを捕まえたことが一度もない
●物音に反応を示さない
●敏感で繊細すぎる
●高いところに登りたがらない
●仲間の猫(または他の動物)がいない
●1日に10分も遊ばない
●猫の居室に窓がない
●外の景色に関心を示さない
●飼い主が家に不在のことが多い

項目の一つに、「1日に10分も遊ばない」とありますが、逆に言えば、1日のうちに10分は遊べば、猫にとっての必要最低限の運動量は満たしています。

完全室内飼いの場合は、半分野外飼い、完全野外飼いの猫より、運動の機会に恵まれていません。

しかし行動範囲の広さが問題なのではなく、動きの多さが肝心なので、室内でも猫が危険なく動き回れるスペースを確保してあげましょう。



猫の運動には、上下運動が大事

運動というと、単純に駆け回ったりすることをイメージするかもしれません。

しかし猫の場合は、低い場所から高い場所へ移動する上下運動が欠かせません。

家猫の場合は狩猟本能は弱まってしまいますが、本来猫は狩りをする動物です。

猫が高い場所を好むのは野生の本能の名残です。

高い場所は外敵から身を守れ、獲物を探すのにうってつけの場所です。

このような背景があるため、猫の体はただ平面を駆け回るよりも、高いところに登るのに適しています。

爪の形状も、フックのように先端が丸まっているので、爪で木の側面などを引っかけながら登ることができます。

このように木に登ったり飛び上がったりする上下運動は、家庭内でもできるようにしてあげましょう。

狭いアパート暮らしで、キャットタワーの導入が難しい場合でも、高い棚に危険なく登れるように工夫さえすれば十分です。

タンスや机などの家具を階段状になるように配置し、その上を登れるようにすれば、上下運動できる環境は整います。

ただしその場合には、人間も猫も危なくないように、障害物はなるべく収納するようにし、家具もしっかりと固定しましょう。

また、アパートなどの場合は階下に音が響かないように、猫が高所から飛び降りそうな位置には分厚いカーペットを敷くなどの配慮を心がけましょう。

ちなみにエサのやり過ぎによる肥満猫の場合は、ジャンプしたくても体が重すぎてできなくなってしまいますので、まずは食事療法による減量を目指しましょう。



猫じゃらしの遊び方

上下運動は必要不可欠だとして、他にも飼い主が一緒に遊んであげることも大切です。

人と猫が遊ぶ道具としては猫じゃらしがもっともメジャーですが、猫の月齢が若すぎる場合は、遊び方が分からない場合もあります。

その逆もしかりで、老齢猫も猫じゃらしには興味を示さなくなることもあるようです。

ただし、子猫の頃から猫じゃらしに触れていないと、遊び方が分からないまま成長してしまう猫もいるようです。

子猫の時点から飼っている場合は、反応しなくても猫じゃらしを見せてあげることも必要です。

また、ジャンプする機会を増やしてあげるためにも、猫じゃらしをただ床に沿わせて振るだけではなく、床から空中に振る動きも見せてあげましょう。

壁沿いをはわせて動かすのも有効です。

最初は目で追っているだけかもしれませんが、やがて上に持ち上げられた猫じゃらしをジャンプして捕まえようとするようになればしめたものです。






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