中医学から学ぶ猫の食事法




中医学から学ぶ猫の食事法

日本でも漢方による体質改善は一般的になってきましたが、それを猫に応用している飼い主さんは、まだまだ少ないかもしれません。

漢方と言っても猫に漢方薬を与えるわけではなく、体質に合ったごはんを調べるために活用します。

漢方(中医学)の根本となる考え方は「医食同源」です。

つまりはバランスの取れた食事を与えることで、病気を治したり防いだりすることを提言しています。

食べ物には五つの食性があると言われ、「熱・温・涼・寒・平」に分類されます。

文字通り、体を冷やすか温めるかが基準とされます。

食事を取る生物も「木・火・土・金・水」の五つに分けることができ、それぞれの体質によりベストな食べ物が分かります。

このような考え方は、五行と呼ばれています。

ではあなたの猫ちゃんが、どのタイプに当てはまるかチェックしていきましょう。

場合によっては、複数のタイプに当てはまる場合もあります。



木タイプ猫の特徴(肝臓タイプ)

・競争心が強い
・筋肉質でがっしりしている
・体つきが丈夫
・運動が好き
・好き嫌いがはっきりしている
・気が強く、他の猫を押しのける
・パワフル
・親分タイプで堂々とした性格

『おすすめごはん』
牛肉、豚肉、牛・豚・鶏の肝臓、サバ、白身魚、カニ、アサリなど。

このタイプの猫の手足や耳が冷たくなり、元気でなくなってきた場合、肝臓が弱くなっています。

ごはんは加熱してあげ、生食は与えないようにしましょう。



火タイプ猫の特徴(心臓タイプ)

・暑さに弱い
・テンションが高く興奮しすぎる
・愛嬌がある
・人間からも他の猫からも好かれやすい
・好奇心旺盛
・何かを触ることをためらわない
・いつも動き回っている

『おすすめごはん』
豚肉、鶏肉、七面鳥、マグロなど。

このタイプの猫はタンパク質を好み、生食も好みます。

暑さに弱い場合が多く、食欲も落ちやすいので、夏場は特に適切な温度管理をしてあげましょう。



土タイプ猫の特徴(脾臓タイプ)

・母性があり面倒見が良い
・甘えん坊でもある
・愛想が良い
・人間とも他の猫とも仲が良い
・おっとりしている
・あまり運動を好まない
・食欲旺盛

『おすすめごはん』
牛肉、鶏肉、イワシ、サバ、サケ、ウナギ、マグロなど。

食っちゃ寝が好きで、あまり動かないので、肥満や消化不良に気をつけること。

消化器系が弱ってしまった場合、生食ではなく加熱したごはんを与えてあげましょう。



金タイプ猫の特徴(肺タイプ)

・熱しやすく冷めやすい性格
・真面目
・規則正しい生活を好む
・マイペース
・媚びない
・器用で頭が良い
・飼い主に理解を求める

『おすすめごはん』
牛肉、白身魚、うさぎ、アヒル。

このタイプの猫は「いつものごはん」が一番好きで、いつもと違うものが与えられると手をつけない場合があります。

食生活の改善が求められる場合、一度に目標達成しようとせず、少しずつ合わせてあげましょう。



水タイプ猫の特徴(腎臓タイプ)

・臆病で用心深い
・変化に弱い
・高いところが好き
・控えめ
・他の猫と積極的にコミュニケーションを取らない
・注意力が散漫
・ケガをしやすい
・特別に耳が良い

『おすすめごはん』
豚肉、豚の腎臓、コイ、アヒルなど。

このタイプの猫は腎臓や尿路系が弱くなりがちなので、水分をこまめに摂取させましょう。

寒がりである場合は消化力も弱いので、生食は与えずに、鶏肉や羊肉を加熱してから与えてあげましょう。



猫に絶対に与えてはいけない食べ物

ちなみに五行のどのタイプにもかかわらず、猫には絶対に与えてはいけない食べ物があります。

既に知っているつもりでも、理由を合わせて、もう一度おさらいしましょう。

チョコレート、ココア、カフェイン
カカオに含有されている、あるいはカフェインを分解するときに生じるテオブロミンという成分が、中毒症状を引き起こすためです。

誤食してしまった場合、人がカフェインを摂取したときと同じような症状、たとえば興奮や、利尿作用などが見られます。

しかし猫はテオブロミンの分解が遅いため、覚醒効果が長続きしてしまい、それによって中毒症状が出てしまいます。

死に至る場合もあるので、チョコレートなどは決して猫の手が届かない冷蔵庫などに保存しましょう。

アボカド
タマネギ、長ネギ、ニラなどが猫には絶対NGなのは知られていますが、アボカドについては比較的知られていないかもしれません。

キャットフードの成分表をよく見ると、アボカドが含まれているものもあるので、なぜ与えてはいけないのか理解に苦しむかもしれません。

キャットフードのメーカーは、中毒性の低いアボカドを使ったり、量を加減したりなどして対処しているようですが、実際のところ、致死量や品種など、どこまでが安全なのかは分かりきっていない部分が多いです。

リスクが高いので、観賞用としてアボカドを育てている方は特に注意し、可食部分のみならず、葉や茎や種なども、猫の手が届かないように管理しましょう。





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